オーストラリアでワーキングホリデーをしている方、する予定の方、2017年1月1日からバックパッカー税の導入が決定し、実際に適用されています。
税導入は仕方ないのかもしれませんが、稼ぎたい方には大きな痛手です。
今回はわたしの場合、バックパッカー税導入後にどれぐらい収入に差ができるのかを検証したいとおもいます。
それではさっそく(´;ω;`)☟☟
(恐怖の)バックパッカー税
2017年1月1日からバックパッカー税が導入されました。
これは簡単に言うと、全バックパッカーの収入に対して税金が課せられることとなりました。
その税率は「15%」です。
正しくは、収入が$0-$37,000までの収入には15%の税金が課せられ、それ以上稼いだ方は、$37,000を超えた額からさらに重い税金が課せられます。
まとめてみると…
①$0-$37,000 15%
②$37,001-$87,000 32.5%
①
年間「$37,000」の収入があったとすると
$37,000 × 0.15(15%) = $5,550
「$5,550」を税金として納めるため、
手元に残るお金は 「$31,450」となります
$5,550 = 47万円 ($85 = 1円)
②
バックパッカーでも、$37,000の収入を超える可能性は十分あります。特に「ファームジョブ」をしている方で毎日安定して稼げている方や、ダブルペイがある方は超える可能性があります。
年間「$40,000」の収入を得たとします。
$37,000までの収入への税金は 「15%」
$37,000 × 0.15(15%) = $5,550
$37,000を超えた収入から 32.5%の課税があるので…
$40,000 - $37,000 = $3,000
この「$3,000」に 32.5%の課税があるので…
$3,000 × 0.325(32.5%) = $975
$5,550 + $975 = $6,252
$40,000の収入に「$6,525」が税金として徴収されます。
税金を引いた額「$33,475」が自分の手元に残るお金です。
$6,252 = 約50万円
わたしの場合を検証
わたしの場合、時給が約「$22」です。
新税率 15% が導入されると…
$22 × 0.15(15%)=$3.3
$22 - $3.3 = $ 18.7
1時間の時給「$22.13」あたり 「$3.3」 の税を支払わなければいけないので、結果1時間働いた収入が「$18.7」となります。
時給 「$22」☞「$18.7」
1日=8時間労働・週5日勤務 毎月「160時間労働」
①税金導入前の月収 「$3,520」
②税金導入後の月収「$2,992」
月$525の収入減となります
日本円にすると 「4,4880円」です
以前も上限を超えると、超えた額分の税金を払わなければいけませんでしたが、それを含めて計算しても、年間約「40万円」ほどの収入減となります。
税金を逃れるためには…
この税金を逃れる方法があります。現金手渡しの「キャッシュジョブ」を探すことです。現金手渡しの場合、税金を引かれないそのままの額のお金を貰うことができます。
色々なサイトに、キャッシュジョブでは最低賃金を守っていない時給$10~$12の仕事だと書かれていますが、実際はそうとは限りません。西オーストラリアの場合、探せば$15~$20のキャッシュジョブを探すことができます。個人経営の小さなファームや、レストランの場合現金手渡しの仕事が多かったりします。
今回の税を考え、元々の時給から$2や$3引かれることを考えると、キャッシュジョブの時給の方が高かったり、それと同等の時給となります。
しかし、これらの違法な仕事をこれまで以上に厳しく取り締まるとの発表があったので、おススメはしません。あくまでも参考程度に紹介しました。
最後に
「15%」の課税は思っている以上に痛手です。以前より貯金できる額が大幅に減るのは間違いありません。「お金目当て」でオーストラリアのワーホリへ来る場合、働き方を考える必要があると思います。しかし、税金が導入されても日本でフリーターをするより稼げることは確かだと思います。
税導入があともう1年遅ければ…なんて考えたりもしています(´;ω;`)
それでは、
最後まで読んで下さってありがとうございました( ˘ω˘ )